横浜国大留学生・日本人学生による地域支援活動の報告

日本語教育部では「(公財)中島記念国際交流財団助成」の助成を受けて「留学生と日本人学生の協働実践活動による地域国際理解教育への貢献」事業を実施しました。活動の1つとして実施された横浜清陵高校での支援活動報告について横浜清陵高校多文化教育コーディネーターの山根俊彦先生が寄稿してくださいました。

日语教育部接受『(公益财团法人)中岛纪念国际交流财团资助』的资助金,据办了「留学生及日本学生协同实践活动,为地区国际理解教育贡献」活动。其中一活动是在横滨清陵高中实施的支援活动,针对此次支援活动该校的多文化教育协调专员山根俊彦老师 做了以下的报告。

横浜国立大学学生による支援活動

横浜清陵高校多文化教育コーディネーター
山根俊彦

 2017年4月、神奈川県立横浜清陵総合高校は、単位制普通科の横浜清陵高校として新しく出発することになった。同時に、新たに「在県外国人等特別募集」がはじまり、その特別募集で10名の来日3年未満の外国人生徒が入学した。内訳は、中国8人、フィリピン1人、ネパール1人である。  神奈川県の2017年入試では、在県外国人等特別募集は13校145名の定員だったが、県内には、在県外国人等特別募集をしている高校だけでなく、日本語を母語としない生徒が多数在籍している高校がある。それらの高校には県教育委員会との協働事業として、NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ(略称ME-net)から「多文化教育コーディネーター」が派遣されている。2017年度の対象校は21校である。在県特別枠のできた横浜清陵にも、4月から多文化教育コーディネーターが派遣されることになり、その役目を私が引き受けることになった。
 社会科の常勤・非常勤として、清陵には7年間勤務してきたとはいえ、多文化教育コーディネーターとしては、全くはじめてで、何をどうしたらいいか暗中模索の状態だった。ちょうどその頃、横浜国大の教員から、国大生が地域貢献活動として何か協力できないかという申し出があった。中島記念国際交流財団からの助成金も申請するという。
 多文化教育コーディネーターの主な仕事は、外国につながる生徒たちの実態をみながら、どんな支援が必要かを見極め、外部の人とつないで行くことである。清陵の場合は、一つは放課後補習を行うこと、もう一つは国際交流部の活動を通して日本人生徒との交流を進めていくことではないかと考えた。そのことを四方田教授、半沢准教授との打ち合わせで伝え、放課後補習の通訳と国際交流部の活動の支援に、横国の学生を派遣してもらうことになった。4月には学内で広報していただき、7月には説明会まで設定していただいた。
 放課後補習は、物理と化学の補習がメインだったので、「理系は苦手」と尻込みする学生さんもいたが、前期は、台湾からの留学生Jさんと清陵の卒業生で中国ルーツのM君に中心的に担ってもらった。後期は、いろんな学生さんに来てもらったが、後半は台湾のSさんに頑張ってもらった。理科の先生たちに放課後時間をさいて教えていただき、留学生には、日本語でつまずいている部分を通訳をしてもらう役割をしてもらったので、生徒たちもずいぶん助かったのではないかと思う。  もう一つの国際交流部の方は、交流活動や料理づくりなどに、留学生や日本人の学生さんに大勢来ていただいたが、継続的な活動とはならなかったのが残念だった。ただ、11月の山梨県へのバスツアーは、総勢40人を超える参加となり、清陵の日本人生徒と外国人生徒、横浜国大の台湾からの留学生、韓国からの留学生、日本人の学生と、多文化な交流ができてとても有意義だったと思う。
 ここに書いた学生さん以外にも、日本人学生やネパールの学生から「お手伝いしたい」という申し出があったのだが、その人たちの力をうまく活用することができなかったのが残念である。大学生の地域貢献活動、まだまだいろんな可能性があるのではないかと考える。

横滨国立大学学生为我们提供的支援活动

横滨清陵高中多文化教育协调专员
山根俊彦

  2017年4月,神奈川县立横浜清陵综合高中改学制为学分制普通科,以横滨清陵高中之校名开始了新的学期。同时,该校启动了「县内外籍学生特殊名额招生」制度,并由此而招收了来日未满3年的10名外国学生,其中中国8名、菲律宾1名、尼泊尔1名。
  在神奈川县2017年的入学考试中,本县内外籍学生特殊名额招生的名额为13校共145名。然而县内不仅存在着实施本县内外籍学生特殊名额招生的高中,另还有一些高中有着众多非以日语为母语的学生在册。针对这类高中,县教育委员会采取与NPO法人多文化共生教育网络神奈川(简称ME-net)协同合作,由ME-net向此等高中派遣「多文化教育协调专员」。2017年度的派遣対象校为21所。在这一背景下,设有县内外籍学生特殊名额招生制度的横滨清陵高中从4月起也开始接受多文化教育协调专员的派遣,而本人也担负起这个协调专员的重任。
  本人虽以社会学科的专职及非专职讲师身份一直在清陵工作了7个年头,但担任多文化教育协调专员还是第一次,对于究竟该如何做还处于暗中摸索阶段。正好在这期间,横滨国大的教师向我提出,为促进横国学生参与地区贡献活动,有没有什么他们能够提供帮助的,并表示还要就此申请中岛纪念国际交流财团的资助金。
  多文化教育协调专员的主要工作是根据与外国有关联的学生们的实际情况,判断如何向其提供支援,然后与外部人员进行合作。具体落实到清陵高中的话,我认为一是为其提供课后补习,另外一项就是通过国际交流部的活动,促进其与日本学生之间的交流。在与四方田教授和半泽副教授的商议会上我们就这一想法做了沟通,于是他们决定,派遣横国的大学生担任课后补习的翻译,同时协助我们共同举办国际交流部的活动。接下来4月,他们便开始在校内进行了宣传,甚至计划好了在7月举办说明会。
  课后补习主要是以物理和化学课的补习为主,有些大学生因“理科方面较弱”而对相关工作感到有所顾虑,因此前期主要由来自台湾的留学生J同学和中国血统的清陵毕业生M同学担任。后期则来了不少学生帮忙,其中后半期主要由来自台湾的S同学在努力从事这项工作。此次活动由理科教师特别腾出课后的时间为大家辅导,在此期间外国学生们如遇到日语方面的障碍,则由横国的留学生为其提供翻译。我认为这样的方式对于外国学生一方来说,无疑也是很有帮助的。
  至于另一项的国际交流部的活动,曾有众多的留学生及日本的大学生前来参加交流活动,并一起做过料理等,但十分遗憾的是,该类活动并未能保持长久。不过11月前往山梨的巴士旅行则共有40多人参加。清陵的日本学生及外国学生能有此机会与横滨国大的来自台湾的留学生、来自韩国的留学生以及日本的大学生进行多文化交流,我想绝对是意义非凡。
  除本文提到的大学生以外,还有其他日本的大学生以及来自尼泊尔的留学生也表达了“想要帮忙”的意愿,但遗憾的是,未能找到让他们发挥作用的机会。我的感触是,大学生们的地区贡献活动仍拥有着无限的可能性。

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